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商業簿記

委託販売

投稿日:2018年4月5日 更新日:

委託販売

委託販売とは、商品の所有権を保持したまま、商品の販売を受託者に委託する方法をいいます。

まめこ
代わりに売っといてってやつだね!

商品を受託人に送った時の仕訳

委託販売の場合には、特殊な商品売買のため、委託販売する商品は、他の一般商品売買と分けるために、仕入勘定から積送品勘定へわけて管理されます。

委託人が受託人に商品1,000(払出単価100×10個)を送付した。

借方 金額 貸方 金額
積送品 1,000 仕入 1,000

積送品送付時に、送料等の諸費用が掛かることがあります。
この送料を、商品原価の一部と考えるか、費用と考えるかによって会計処理が変わります。

発送諸掛を積送品勘定で処理する場合

委託人が受託人に商品1,000(払出単価100×10個)を送付した。この時、送料100を運送会社に現金で支払い委託人が負担した。

借方 金額 貸方 金額
積送品 1,100 仕入 1,000
現金預金 100

発送諸掛を積送諸掛勘定で処理する場合

委託人が受託人に商品1,000(払出単価100×10個)を送付した。この時、送料100を運送会社に現金で支払い委託人が負担した。

借方 金額 貸方 金額
積送品 1,000 仕入 1,000
発送諸掛 100 現金預金 100

会計上、収益と費用は対応する必要があります。
発送時に、発送諸掛を費用計上したとしても、積送品が販売されていない場合には、未だ対応する収益が計上されていないため、費用勘定から資産勘定へ振替える必要があります。

決算時の処理
期末時点の積送品は5個であった。

借方 金額 貸方 金額
繰延積送諸掛 50 発送諸掛 50

※繰延積送諸掛50=(発送諸掛100÷積送品10個)×期末時点の積送品5個

ちょっと一言
繰延積送諸掛は、販売された期に費用勘定に振替えられるよ。

売上計上時の仕訳

基本的に、売上の計上は商品の所有権が移転した時点で計上を行う必要があり、委託販売による場合にも原則、受託者が商品を販売した時点で売上を計上することが求められます。

受託人が商品を1,500で販売した。

借方 金額 貸方 金額
積送債権 1,500 積送売上 1,500

通常、委託販売の場合、委託商品の販売に応じてコミッション(手数料)が生じます。
このコミッションを差し引いた額を売上と考えるか、コミッション自体を費用と考えるかにより会計処理が変わります。

受託人が商品を1,500で販売した。委託人が受託人に支払うコミッションは販売価格の10%である。委託品を販売する都度、諸掛費を控除した差額を積送売上として計上する。

借方 金額 貸付 金額
積送債権 1,350 積送売上 1,350

※積送販売1,350=委託販売1,500-コミッション(委託販売1,500×10%)

受託人が商品を1,500で販売した。委託人が受託人に支払うコミッションは販売価格の10%である。委託品を販売する都度、諸掛費を控除した差額を積送売上として計上する。

借方 金額 貸方 金額
積送債権 1,350 積送売上 1,500
積送諸掛 150

最後に、売上の都度又は、期末に委託人が受託人に商品を送付時に計上した積送品勘定を、仕入勘定へ振替えます。

受託人が商品を1,500で販売した。積送品の価額は1,000である。

借方 金額 貸方 金額
積送債権 1,500 積送売上 1,500
仕入 1,000 積送品 1,000







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